自費診療とは

自費診療イメージ

自費診療とは医療保険が適用されない診療のことを指します。
これには診察、検査、治療などが含まれ、これらの費用は全て患者自身が負担します。
経済的な負担は増えますが、厚生労働省の承認を得ていない治療法や薬の使用も可能となり、治療の選択肢が広がります。
当院で行う自費診療は以下の通りです。

当院の自費診療一覧(税込)

自費診療 料金
プラセンタ(ラエンネック)1A
(45~59歳の女性の患者様で、更年期障害の治療でプラセンタをご希望の方は、保険診療となりますので更年期障害のページをご参照ください。)
1,500円
プラセンタ(ラエンネック)2A 2,000円
白玉点滴(グルタチオン200mg+マルチビタミン剤) 1,500円
マルチビタミン点滴(マルチビタミン剤) 1,500円
ニンニク注射(ビタミンB1 50mg) 1,500円
二日酔い点滴(強力ネオミノファーゲンシー) 1,500円
二日酔い点滴+吐き気止め(強力ネオミノファーゲンシー+吐き気止め) 2,000円
お父さん外来 料金
デュタステリド(ザガーロのジェネリック薬) 7,000円(30日分)
5% ミノキシジル外用薬 未入荷
シルデナフィル(バイアグラのジェネリック薬) 1,000円(1錠)
タダラフィル(シアリスのジェネリック薬) 1,500円(1錠)
ニンニク注射(ビタミンB1 50mg) 1,500円
二日酔い点滴(強力ネオミノファーゲンシー) 1,500円
二日酔い点滴+吐き気止め(強力ネオミノファーゲンシー+吐き気止め) 2,000円

プラセンタ

プラセンタとは

プラセンタとは胎盤とも呼ばれ、妊娠中の女性の体内で形成される臓器です。
胎盤は、へその緒を通じて胎児に必要な栄養素や酸素を供給し、同時に胎児からの老廃物や二酸化炭素を取り込み、それらを母体の血液に排出する役割を果たします。

胎盤、またはプラセンタには、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素などの栄養成分が豊富に含まれています。
これらの成分により、疲労の回復、免疫力の向上、肝機能の強化、自律神経のバランス調整などの効果が期待できます。
そのため、肝臓疾患や更年期障害の治療に用いられてきました。
また、この治療を受けた患者からは、肌のハリや透明感の向上、シミやくすみの改善などの美容効果が報告されています。
これにより、プラセンタは美容目的の治療にも利用されるようになりました。
プラセンタは、サプリメント、注射、点滴などの形で提供されています。
当院では、人間の胎盤から抽出したエキスを用いたプラセンタ注射を行っています。
美容目的でのプラセンタ使用は自費診療となり、その効果を実感するまでには約1ヵ月程度かかるとされています。
治療開始初期は週に1~2回の通院が必要で、その後は週に1回または隔週に1回の通院が推奨されています。

副作用について

プラセンタ注射は肝臓疾患の患者などに使用されてきた経緯があり、現時点では重篤な副作用の報告はありません。
ただし、注射部位に一時的な痛み、赤み、皮下出血などが見られることがありますが、これらの症状は通常数日で改善します。
また、ヒト由来のプラセンタ注射を受けた方は、その後、献血を行うことができなくなることをご了承ください。

ビタミン注射

ビタミン注射とは

この注射は、さまざまなビタミンが配合されています。
具体的には、疲労回復効果のあるビタミンB1、エネルギー代謝と細胞再生を促進するビタミンB2、ホルモン調節と免疫力向上の効果のあるビタミンB6、赤血球生成に寄与するビタミンB12などのビタミンB群が含まれています。
さらに、メラニン色素の抑制、コラーゲン生成の促進、皮膚の弾力向上、免疫力の強化、風邪予防などの効果が期待できるビタミンCも配合されています。
全身が疲れている方や、健康や美容に関心がある方には、この施術がおすすめです。
施術の回数については、1回の注射でも効果を感じることが可能です。
しかし、効果を持続させるためには、週に1回程度の通院が推奨されます。

副作用について

現在のところ、重篤な副作用が報告されているわけではありません。
また、これらのビタミンは水溶性であるため、体内に蓄積することはなく、過剰に摂取した分は尿として排出されます。
ただし、注射部位に一時的な痛み、赤み、腫れなどが見られることがありますが、これらの症状は通常数日で改善します。

白玉点滴

白玉点滴とは

この点滴は美容に特化したもので、主成分としてグルタチオンが含まれています。グルタチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸が結合したトリペプチドです。施術時間は約30分です。
グルタチオンは抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去することで、メラニン色素の生成を抑制します。
これにより、肌の色調を明るくし、透明感のある肌を実現する効果が期待できます。
施術の頻度は、1~2週間に1回で、個々の体質によりますが、5~10回の施術を受けることで効果を感じられるとされています。

副作用について

グルタチオンは私たちの体内に自然に存在する成分です。
これまでに、グルタチオンによる重篤な副作用の報告はありません。
ただし、個々の体質により、吐き気、頭痛、めまいを感じることがありますが、その可能性は非常に低いとされています。
また、点滴中に血管が痛む場合は、点滴の速度を調整することで対応します。
さらに、注射針を挿入した部位には、数日間赤み、腫れ、痛みが続くことがあります。

ニンニク注射

ニンニク注射とは

ニンニク注射はニンニク成分を含んでいません。
主成分はビタミンB群(特にビタミンB1など)で、これらは疲労回復の効果があるとされています。
また、肩こり、肌荒れ、二日酔いなどの症状改善にも役立つと言われています。
一方で、ニンニク注射という名前は、注射を受けるとニンニクのような臭いがすることから付けられました。

副作用について

ビタミンB群は水溶性のビタミンで、過剰に摂取しても体内に蓄積されず、余分な分は尿として排出されます。
しかし、これらのビタミンは注射によって体内に入れられるため、注射部位に赤み、腫れ、痛みなどが一時的に現れることがあります。
これらの症状は大抵数日で消えます。効果はすぐに現れますが、その効果を持続させるためには、週に1回程度の頻度で注射を受けることが推奨されています。

AGA治療

AGAとは

正式な名称は「Androgenetic Alopecia」で、これを略称した呼び名がAGAです。
日本語では、男性型脱毛症と訳されますが、一般的にはAGAと呼ばれることがほとんどです。
何も対策をしないと、薄毛は徐々に進行し、最終的にはその部分の髪の毛が完全に失われてしまいます。
薄毛の発症は思春期を過ぎてから始まるとされており、その進行は非常に遅いです。
また、成人男性の約4分の1から3分の1がAGA(男性型脱毛症)に悩んでいると言われています。
発症のメカニズムですが、髪の毛の成長は、ヘアサイクルと呼ばれる一連の過程を通じて行われます。
このヘアサイクルは、成長期、退行期、休止期の3つのフェーズから成り立っています。
男性型脱毛症(AGA)が発症すると、このヘアサイクルの成長期が次第に短くなります。
その結果、太く長い髪の毛が生えるのが難しくなり、代わりに細く短い髪の毛が生えるようになります。
これを軟毛化と言います。
この状態が続くと、最終的には頭髪が完全に失われることになります。

このヘアサイクルの成長期が短くなる原因は、男性ホルモン(テストステロン)です。
テストステロンは5α還元酵素(Ⅱ型)によってジヒドロテストステロン(DHT)に変換されます。
DHTが毛包の受容体と結合すると、成長期が次第に短くなります。
特に、DHTは前頭部や頭頂部で結合しやすいため、これらの部分が最終的に脱毛する傾向があります。

また、女性の体内でもテストステロンは生成されており、女性型脱毛症(FAGA)を引き起こす可能性があります。
しかし、この場合、男性とは異なり、頭頂部が広範囲にわたって髪のボリュームが減少する状態になります。

このような髪のお悩みはご相談ください

  • 家族に薄毛が多いため、将来に不安を感じている
  • 最近、抜け毛が多くなった気がする
  • 髪の毛の生え際が後退してきている
  • 頭頂部の髪の毛が薄くなっている
  • 産毛みたいな細い髪の毛が増えているようだ など

治療について

医師が患者様の問診や症状からAGA(男性型脱毛症)の診断を下した場合、AGA治療薬による治療が行われます。
AGA治療薬には、フィナステリドを主成分とするプロペシアと、デュタステリドを主成分とするサガーロがあります。
患者様の状態を評価した上で、医師が適切と判断した治療薬が処方されます。
どちらの薬も1日1回服用し、プロペシアは錠剤形式、サガーロはカプセル形式です。
これらの薬はいずれも5α還元酵素の作用を阻害します。
5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型があり、AGAの主な原因はⅡ型とされています。
プロペシアはⅡ型に対して効果があり、サガーロはⅡ型だけでなくⅠ型にも効果があります。
このため、サガーロはプロペシアに比べて約1.6倍の毛髪増加効果があるとされています。

副作用について

AGA治療薬(プロペシア、サガーロ)を服用することによる副作用としては、勃起不全、性欲減退、肝機能障害、精液量の減少などの症状が報告されています。
これらの症状が現れたり、体に何か異常を感じた場合は、お早めに医師へご相談ください。

ED治療

EDとは

EDは「Erectile Dysfunction」が正式名称で、その略称となります。
日本語では、勃起障害や勃起不全と呼ばれます。
なおEDと診断されるケースというのは、完全に勃起できていない状態だけが対象になるわけではありません。
勃起するまでに時間がかかる、勃ちがよくない、中折れしてしまう(性行為の途中で萎える)という場合もあります。

以下に挙げる症状の中でひとつでも心当たりがあるという方は、一度当院をご受診ください。

このような症状はご相談ください

  • 勃起がまったくできない
  • 勃起をするまでに時間がかかる
  • 短時間しか勃起しない、性行為の途中で萎える
  • 勃起時の硬さが十分とされる状態でない
  • 萎えてしまった場合、再び勃起するのが困難
  • 満足できる性行為には、ほど遠い など

治療について

ED(勃起不全)の疑いがある場合、患者様の訴えや症状を基に、他の可能性のある病気を排除するための検査が行われます。
これには問診、心電図検査、尿検査などが含まれます。
特定の病気が原因でないと判断された場合、ED治療薬(バイアグラやシアリスなど)が処方されます。ただし、既に何かの薬を服用している方は、診察時にそのことを医師に伝える必要があります。
なぜなら、ED治療薬と一緒に服用してはいけない薬も存在するからです。
処方されている薬の種類が分からない場合は、お薬手帳を持参してください。
ED治療薬には、バイアグラ(ジェネリック含む)、シアリス(ジェネリック含む)、レビトラジェネリックなど、いくつかの種類があります。
当院では、各患者様に最適な内服薬を処方します。
これらの薬は、性行為の数時間前(例えばバイアグラの場合は約1時間前)に服用します。その結果、薬の効果が持続する間(バイアグラの場合は1回の服用で約4~5時間)は、性的刺激により勃起力が維持されます。
ただし、どの薬を服用しても、効果はすぐに現れますが一時的なもので、EDを根本的に改善する治療薬ではありません。

副作用について

ED治療薬の服用により、顔のほてり、頭痛、目の充血、鼻詰まり、動悸などの副作用が現れることがあります。
ただし、ED治療薬は継続的に服用するものではないため、これらの症状は一時的です。
それでも副作用が強く感じられる場合は、薬の量が少ないED治療薬を選んだり、副作用が少ないとされるシアリス(ジェネリック含む)を選択するなどの対策が考えられます。